全日畜の生産者が工業会のセミナーに参加
平成23年11月24日
全日畜の生産者が工業会のセミナーに参加
全日畜では、会員育成事業の一環で、日本飼料工業会が都内で開催した「食の安全セミナー」に全国の生産者20名が参加しました。
セミナーは、能登工業会会長の挨拶で開会し、講演①「タイ国における飼料規制の現況」(講師:タイ国農業組合省畜産振興局 タナバディー・ロドソム氏)、講演②「デンマークにおける飼料規制とリスク管理」(講師:デンマーク国食品農業省植物局 フィン・クレメンセン氏)、に続いて、国内の学識経験者も加わりパネルディスカッションが行われました。
開催日 平成23年11月24日(木)
会場 東京・南青山会館
参加者 農畜産団体関係者や工業会会員等約160名
国際飼料業界は、拡大するリスクに対応して、ステークホルダーを巻き込んだ自主管理を併用しながら協同規制によりリスク管理を進めている。セミナーを主催した日本飼料工業会も9月に「安全飼料製造規範」を策定した。
全国から参加の生産者の皆さんも、「食の安全」について大変いい刺激があったのではと感じております。パネルディスカッションでは、参加の生産者も積極的にフロアーから意見を述べ、セミナーを盛り上げておりました。大変有意義な全日畜のセミナー参加でした。
セミナーは、最後にモデレーターの札幌大学教授飯田隆雄氏が次のとおり論点を整理して終了した。
- 食の安全を確保するためにはフードチェーンが重要である。
- 特に、飼料の安全性を担保するためには川上における管理が重要である。
- 米国の海外査察制度は参考になる。
- 多くのステークホルダーを参集し透明性と迅速性が担保された制度を整備する必要がある。
- 「製造規範」の策定は共同規制の方向に繋がっている。
能登会長の開会挨拶
日本飼料工業会会長 能登章友氏
海外からの講師による講演
講師:タイ国農業組合省畜産振興局タナバディー・ロドソム氏
講師:デンマーク国食品農業省植物局フィン・クレメンセン氏
左:デンマーク食品農業省フィン・クレメンセン氏 右:デンマーク大使館 土谷眞寿美氏
左:工業会技術委員会委員 多田眞一氏 右:日本獣医生命科学大学教授 木村信熙氏
左:工業会技術委員委員長 伊藤博康氏 右:京都大学教授 成生達彦氏
左:モデレーター 札幌大学教授 飯田隆雄氏 右:アシスタントモデレーター 工業会専務理事 三野耕治氏
パネルディスカッション
フロアーから発言する全日畜の参加
東北全日畜 青野会長
東北全日畜 由良事務局長
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