全日畜が今年度初のブロック会議「千葉会場」を開催
平成25年8月27日
全日畜が今年度初のブロック会議「千葉会場」を開催
全日畜は、8月27日から28日の二日間、千葉県下において、平成25年度関東甲越・中部ブロック会議「千葉会場」を開催した。このブロック会議は、27日は午後2時15分から、成田市の成田ビューホテルを会場に、パネルディスカッションと情報交歓会を行った。
パネルディスカッションは、「飼料高に対応した畜産経営者の挑戦」がテーマ。パネリストは、(有)九十九里ファームの林共和取締役、(株)長嶋の長嶋透代表取締役、(有)山崎牧場の山崎巌代表取締役、成田ゆめ牧場の橋本大助観光事業部長の4人。モデレーターは、(協)日本飼料工業会の長谷川敦参事、(一社)千葉県配合飼料価格安定基金協会の内田賢一参与の2名。また、コメンテーターには、NPO法人いきいき畜産ちばサポートセンターの香川荘一副理事長が担当された。
パネルディスカッションは、全日畜の伊藤富治理事の開会あいさつでスタート。冒頭、(協)日本飼料工業会の長谷川敦参事から「飼料をめぐる国内外の情勢」と題しての話題提供を行った。続いて、各パネリストからそれぞれの挑戦について報告があり、会場との熱心な質疑応答が続いた。
[別紙でパネリスト等の紹介](PDF)
パネルディスカッションの締めくくりに、コメンテーターの香川荘一氏から次のようにコメントがあった。
・配合飼料価格安定制度は長い歴史がある。
・制度は価格が高い時もあれば安い時もある前提で出来ている。
・現在は穀物価格が右肩上がりで制度が現状にかみあっていないと感じる。
・国がなにかやってくれると思っていてはダメ。
・生産者が見直しに向けて意見をぶつける覚悟を持つ必要がある。
・この体制づくりも重要。
翌28日は、午前8時20分から現地視察が実施された。視察先は、動物検疫所成田支所、香取市の稲WCS刈取り現場、成田ゆめ牧場の3ヶ所。両日とも晴天に恵まれて、生産者、飼料メーカー、各県基金協会、行政等、80名を超える参加者が参集した全日畜ブロック会議は盛会のうちに全プログラムを終了した。
全日畜ブロック会議「千葉会場」
テーマ「飼料高に対応した畜産経営者の挑戦」