青森県全日畜の風評被害早期払拭活動の概要について
平成24年6月4日
青森県全日畜の風評被害早期払拭活動の概要について
青森県全日畜は、原発事故による風評被害を早期に払拭させることが、東北地域の健全な肉用牛経営を促進させる重要課題と捉え、全日畜の支援を受けて独自で「県産牛肉安心確保支援モデル事業」と題して取組を進めています。活動の概要を紹介します。
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青森県全日畜は事業のスタートに当たって、十和田市で事業推進会議を開催。会合には青森県、経営者、食肉卸売業者等が参集し、風評被害対策のパンフレットやステッカーを決め、食肉業者の協力を得て、出荷する県産牛に貼付して、消費者にアピールする等の活動をすることとなった。また、メディアもこの活動を大きく取り上げ事業推進の後押しとなった。
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青森県全日畜は、県産食材のPRやパネルディスカッションを内容とする「もりもり・あおもり」プロジェクトに参加。パネルディスカッションには(有)金子ファーム代表取締役の金子春雄さん(県全日畜理事)がパネラーとして牛肉の安全性について飼料給与や管理の面から意見を述べた。展示コーナでは県産牛肉の展示、試食を実施。
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青森県全日畜は、市内スーパーの協力のもと、県全日畜の「県産牛肉安心確保支援モデル事業」で貼付した安全ステッカー付牛肉の試食販売に協力した。店舗に立った生産者と事務局は、消費者に直接県産品の安心・安全をアピールした。
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青森県全日畜は、経営者45名の参加の下で、「東電原発事故損害賠償及び風評被害払拭対策会議」を開催した。賠償請求について算定方式の見直しとの情報もあるが引続き商系生産者が不利とならないよう対応しようと確認した。また、風評被害対策について、県全日畜で作成したシールやパンフが好評でスーパーからの増刷要請があった等の報告があった。
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青森県が主催した商談会「青森の正直」(青森市産業会館)に、商系生産者6農場が出展。県全日畜は、主催者との調整や出展手続き、出展ブースの調整・確保、などで生産者を全面支援した。ブースで展示の商品は試食が自由で、銘柄牛のシャブシャブや焼肉は特に好評で賑わった。会場には、出展出来なかった生産者も手伝いに駆けつけ展示の手伝や商談対応をサポートされた。