愛知県及び中部全日本畜産経営者協会設立の概要について
平成22年7月7日
愛知県全日本畜産経営者協会(愛知県全日畜)及び中部全日本畜産経営者協会(全日畜中部)設立の概要について
愛知県全日畜と全日畜中部が平成22年4月28日に設立されました。3月4日の青森県全日畜・全日畜東北、4月13日の北海道全日畜、4月27日の兵庫県全日畜・全日畜関西に次ぐ全国4番目の全日畜の地方組織であります。設立総会は、JR名古屋駅に近いビジネスホテルを会場に開催され、中部、北陸8県から関係者が参集し、この地域での商系畜産生産者組織の活動を開始いたしました。
期日・会場
平成22年4月28日(水) ホテルサンルートプラザ名古屋 (名古屋市中村区名駅2丁目)
中部全日本畜産経営者協会(全日畜中部)設立総会 10時~
主な内容は以下のとおりです。
- 開会
梶事務局長が開会を宣言し、以下の設立総会の進行を行った。 - 設立発起人紹介
梶事務局長が石川安俊氏(マルナカ愛知県荷受組合)、河合太氏(ノーサン愛知県荷受組合、全日畜社員)、青木哲氏(豊橋飼料愛知県荷受組合、全日畜社員)の3名を紹介した。 - 来賓紹介
梶事務局長が飼料メーカー支店等の幹部や団体関係者を紹介した。 - 設立発起人代表あいさつ
代表設立発起人である石川組合長が、微力ではあるが誠心誠意つとめると挨拶した。 - 設立趣意書の説明
梶事務局長が設立趣意書を読み上げ、設立に際しての主旨を説明した。 - 来賓あいさつ
安部理事(全日畜)よりお祝いの言葉をいただいた。概要は以下のとおり。
協同愛知県飼料荷受組合長と奥三河チキンファーム社長を務めている。理事としてこのような席に出るのは初めて。私たちの肉用鶏・ブロイラー業界には補助事業は無い。しかし、2年前の配合飼料価格高騰の時、ブロイラー業界は農場規模が大きいので飼料基金を通じた最大の受益者であった。全日畜は補助事業を実施するための団体ではないが、当面の課題はその時の1,200億円にも上る借金である。これを早く返済して飼料基金本来の機能を取り戻さなければならない。中京の大消費地を背景にしたこの地域の畜産は今後とも着実に発展していく。今から設立されようとしている愛知県全日畜と全日畜中部のこの地域への貢献を期待する。 - 議長及び議事録署名人選出
議長に石川氏が就任し、議事録署名人に河合氏(ノーサン愛知県荷受組合)と青木氏(豊橋飼料愛知県荷受組合)を指名した。 - 議事
第1号議案(定款案):梶事務局長が読み上げて提案し、“異議なし”の声で了承された。
第2号議案(22年度事業計画及び収支予算案):同様に提案し、承認された。
第3号議案(役員の選出):梶事務局長が設立発起人に理事就任の内諾を得ているとして、その中から会長に石川安俊氏を提案し承認された。
第4号議案(会員の会費):定款に基づく賛助会員の会費額を年間1万円とし、徴収期限を6月末とすること、徴収方法は銀行口座への振り込みとする旨を提案し、一括承認された。 - 閉会
石川議長が議事進行への感謝を述べ閉会した。
愛知県全日本畜産経営者協会(愛知県全日畜)設立総会 10時50分~
主な内容は以下のとおりです。
- 開会
梶事務局長が開会を宣言し、以下の設立総会の進行を行った。 - 設立発起人紹介
梶事務局長が石川安俊氏(マルナカ愛知県荷受組合)、河合太氏(ノーサン愛知県荷受組合、全日畜社員)、青木哲氏(豊橋飼料愛知県荷受組合、全日畜社員)の3名を紹介した。 - 設立発起人代表あいさつ
代表設立発起人である石川組合長が、微力ではあるが誠心誠意つとめると挨拶した。 - 設立趣意書の説明
梶事務局長が設立趣意書を読み上げ、設立に際しての主旨を説明した。 - 議長及び議事録署名人選出
議長に石川氏が就任し、議事録署名人に河合氏(ノーサン愛知県荷受組合)と青木氏(豊橋飼料愛知県荷受組合)を指名した。 - 議事
第1号議案(定款案):梶事務局長が読み上げて提案し、“異議なし”の声で了承された。
第2号議案(22年度事業計画及び収支予算案):同様に提案し、承認された。
第3号議案(役員の選出):梶事務局長が設立発起人に理事就任の内諾を得ているとして、その中から会長に石川安俊氏を提案し承認された。
第4号議案(会員の会費):定款に基づく賛助会員の会費額を年間1万円とし、徴収期限を6月末とすること、徴収方法は銀行口座への振り込みとする旨を提案し、一括承認された。 - 閉会
設立記念祝賀会 11時30分~
主な内容は以下のとおりです。
- 開会
梶事務局長が開会を宣言して、以下の祝賀会の司会進行役を務めた。併せて、設立に関する議案が全て承認されたこと、会長に石川安俊氏が就任したことを報告した。 - 石川会長式辞
式辞を用意しているがその前に少し話したい。宮崎県で口蹄疫が大変なことになっており、牛で7例、豚でも1ヶ所入った。これは日本の畜産にとって大変な危機で、10年前の時とは様相が異なっている。10数年前の台湾の様な事になると、畜産関係者はとんでもない事になる。私ごとになるが、自分も食肉加工を行っており、従業員には防疫体制を厳しく指導している。関連業界こぞって注意しないと、日本が汚染国にならないよう総出で頑張りたいと思う。(以下、式辞の読み上げ) - 来賓祝辞
以下の3氏から祝辞をいただいた。
1.釘田博文氏(東海農政局次長)
愛知県全日畜と全日畜中部の設立を祝す。本会の設立の経緯は石川会長の式辞にあった通りと聞いていて、いま日本の農業・農政・畜産について様々な出来事があって大きな曲がり角にあると言えるかもしれない。そういった折に畜種横断的な商系の畜産生産者を結ぶ組織ができたという事は極めて意義深い。是非この新しい協会の下に結集して畜産を力強く引っ張っていただきたい。我々農政局も是非一緒に仕事をさせていただきたいと考えている。九州で大変な事態になっており、10例の感染が報告され、えびの市にも出た。豚にも感染拡大が起きつつある。一刻も早い終息を祈りたい。
[中略]
日本の農業・畜産業が大きく変わろうとする中でこの協会が発足したことに改めてお慶び申し上げるとともに、農政局とも密接な関係を築かせていただき、中部あるいは愛知県の畜産の発展のために頑張っていきたい。本日はおめでとうございます。
2.石黒慶三氏(愛知県農林水産部畜産課)
3.平野宏氏(中部飼料(株)取締役社長、愛知県基金協会理事長)
本日は全日畜の中部版ができたことをまずお祝い申し上げる。これまでも畜産団体で畜種ごとの縦割りのものはあったが横断的なものは初めてで、それが商系にできた。我々の方が系統の方々よりも国の施策については冷や飯を食ってきた。だから何くそと云う事で皆さん方が頑張ってきたから現在がある。ただ、今後はグローバルな問題もあるので、国の力を借りる時が来るのではないか。その時に、商系の皆さんが今までと同じように冷や飯を食っているようでは6次産業化への道も遠くなる。畜産の6次産業をやっている商系の皆さんはかなり居られる。地方を活性化させ町を活性化させそして国を活性化させる。その基になるのが畜産である。その基が本日設立された。小さく産んで大きく育てようと云っていたが、随分大きなものが生まれてきた。本日は多忙な中でのご出席を感謝する。
4.坂井保之氏(全日本畜産振興事業中央会事務局長)
5.三野耕治氏((協)日本飼料工業会専務理事) - 祝電披露
中橋正敏氏((協)日本飼料工業会関西支部支部長) - 乾杯
石黒達士氏(豊橋飼料(株)代表取締役)
両協会の設立をお祝い申し上げると共に準備を進めて来られた発起人はじめ関係各位にお礼申し上げる。我々はやっと2つの柱を持つことができた。1つは配合飼料価格安定事業を担う全日基、もう1つが行政の畜産施策に対するスピーディでタイムリーに対応でき私たちの声を発信できる組織である全日畜である。ご参集の皆様と両協会の発展に期待したいと思う。 - 閉会
河合太氏(ノーサン愛知県飼料荷受組合長、全日畜社員)