東京電力株式会社に商系生産者の損害賠償金の年内支払いを強く要請
平成23年12月8日
東京電力株式会社に商系生産者の損害賠償金の年内支払いを強く要請
全日畜では、東京電力が原発事故の損害賠償金について年内支払は困難としているとの新聞報道を受けて、急遽、11月25日(金)に全国の商系生産者が上京し、東京電力本社で常務理事・廣瀬直己氏(福島原子力被災者支援対策副本部長)と面会し年内支払いの実施を強く要請しました。
要請書を手交した東北全日畜の青野正宣会長は「原発事故とそれに伴う放射性セシウム汚染牛肉にかかる直接的及び間接的被害は、JA組合員だけでなく我々商系畜産生産者にも同様に及んでいる。風評被害等による牛肉価格の暴落と長期にわたる価格低迷は、年末を迎えた肥育牛経営者に極めて厳しい影響を与えている。是非とも損害賠償金の年内支払いを」と生産者が直接訴え要請しました。
応対した東京電力の廣瀬常務は「原発事故の影響について、特に畜産生産者のみなさんに多大なご迷惑をおかけしており心からお詫び申し上げます。また年内支払いについて大変ご心配をおかけし申し訳ございません。連日400名体制で作業しております。膨大な作業量で大変厳しいけれども、年内に何とかお支払いしたいと頑張っています。本日の皆様からのご要請は重く受け止めております。」と応じました。
今回の要請には、(有)金子ファーム代表取締役の金子春雄氏(青森県)、(有)山崎牧場代表取締役の山崎巌氏(千葉県)、(農)松永牧場専務理事の松永直行氏(島根県)など、全国の商系生産者が参加されました。
東京電力訪問要請者
- 東北全日本畜産経営者協会・青森県全日本畜産経営者協会
会長 青野正宣
((社)青森県配合飼料価格安定基金協会理事長)
((社)日本養鶏協会理事)
(伊藤忠飼料青森県飼料荷受組合長)
((株)青森ポ-トリ-代表取締役、(有)スノーランド代表取締役) - (有)金子ファーム(青森県)
代表取締役 金子春雄
(青森県全日本畜産経営者協会理事) - (有)ロイヤルファーム(青森県)
代表取締役 寺栖喜久男 - (株)川村畜産(青森県)
代表取締役 川村彰男 - (有)山崎牧場(千葉県)
代表取締役 山崎巌
(千葉県肉用牛損害賠償請求生産者会会長)
(千葉県農業会議肉牛部会長) - (株)しあわせ牛(千葉県)
取締役社長 岩渕馨
(千葉県肉用牛損害賠償請求生産者会副会長) - (農)松永牧場(島根県)
専務理事 松永直行 - 東北全日本畜産経営者協会
事務局長 由良武 - 関東甲越全日本畜産経営者協会
事務局長 金子幸治 - 関西全日本畜産経営者協会
事務局長 一宮文雄 - 岩手県全日本畜産経営者協会
事務局長 佐藤隆 - 千葉県全日本畜産経営者協会
事務局長 内田賢一 - (一般社団)全日本畜産振興事業中央会
事務局長 山田哲郎 - 協同組合 日本飼料工業会
参事 末國富雄