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全日畜が総会記念講演会を開催

平成25年5月29日

全日畜が総会記念講演会を開催

平成25年5月29日(水)、一般社団法人全日本畜産振興事業中央会(略称「全日畜」)は、昨年に続いて、同日開催の第5回全日畜定時社員総会に併催して「全日畜総会記念講演会」を開催した。
講演会は、約100名の参加があり、金子幸治全日畜事務局次長の司会で開会。西原登全日畜代表理事から「今日は、お二人のご講演から、日頃苦労されている経営や生活に参考となるヒントを沢山得てください。」と開会挨拶。

その後、なかなか進まない大震災からの復興の中で、マスコミ等で優良事例として取り上げられる一般社団法人東松島みらいとし機構の取組を赤松久行常務理事からご紹介いただき、リクス管理のノウハウを学ぶ。続いて、第62代横綱大乃国の芝田山親方から、「今、若者に仕えたいこと」と題してご講演。大相撲の正面解説でも評判の話術で、会場は度々笑いに包まれた。

講演会は西原登代表理事の挨拶で開会

講演会は西原登代表理事の挨拶で開会

聴講する全国から参加の生産者の皆さん

聴講する全国から参加の生産者の皆さん

日時:平成25年5月29日(水)15:00~17:20
会場:南青山会館大会議室
講演会次第

  • 講演1
    演題:「東日本大震災からの復興(東松島市の民間活力を活かした取組み)」
    講師:一般社団法人東松島みらいとし機構常務理事 赤平久行様
  • 講演2
    演題:「今、若者に伝えたいこと」
    講師:第62代横綱大乃国 芝田山部屋親方 芝田山康様

講演1の概要

講演中の赤平久行常務理事

講演中の赤平久行常務理事

東日本大震災で、東松島市は千名以上の尊い命を落とされた。
その後の復興への取組み第一弾「瓦礫処理」は、平成15年の宮城沖地震時の瓦礫処理ノウハウを活かし、97%をリサイクル処理し、まもなく処理が完了予定。
東松島市の復興まちづくり計画は、4つの基本方針が基本(①安全で魅力ある暮らし、②地域産業の持続再生、③地域コミュニティーの再生、④分散型地域エネルギー自立都市)。協力体制は、市民、有志民間企業(60社)、外国政府機関(デンマーク)等が連携して推進。
東松島市は、見事な官民共同連携を実証しており、震災からの早期復興や今後の発展を確信するご講演でした。
講演後の質疑で、「東松島みらいとし機構の取組みに協力したいが方法はどのようにするのか?」との質問があった。

講演2の概要

講演中の芝田山親方

講演中の芝田山親方

親方のご講演は「私も北海道の畜産農家で育った」との話で始まった。子供の頃から家業(畜産)の手伝いで、大きく強靭な体と忍耐強い精神力が作られた。
父親の猛烈な勧めで大相撲の世界に。厳しい稽古で第62代横綱に。下積み時代の苦労話も親方の話術で笑いに。その後の親方人生では、日常の親方目線での弟子の育成。厳しくも優しく育てる芝田山部屋の様子が伺われました。

つい数日前に本場所を終えたばかり。久々に日本人優勝か?との期待で盛上った今場所。「横綱の品格」、「外国人力士」など、タイムリーな話題で会場は大盛り上がり。時間を超過しての講演は、時間切れで、「スイーツ等の話は次回に」と親方自ら次回講演を予告して終了。

色紙にサインする親方

色紙にサインする親方

畜産経営者も、多くの若者を雇用。彼らとの接し方など共通点が多く、沢山のヒントをいただきました。

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