全日畜セミナーを開催
平成29年6月15日
全日畜は、全国から畜産経営者が参集するタイミングをとらえて、第9回定時社員総会終了後、同会場で「全日畜総会記念セミナー」を開催した。
今年のセミナーは、英国のEU離脱、トランプ政権の発足、中東や東北アジアの不安定等、予測のつかない世界の政治・経済の変動のなかで、我が国の経済がどうなるのか、金融経済アナリストの視点での解説を中心に構成し、「トランプ政権発足後の世界経済情勢と為替・コモディティ相場の見通し(サブタイトル:日米を中心に中国・欧州の経済情勢とドル円相場等見通し)」と題して、講師にアービントン・リサーチ代表の神成厚至(かんなり あつし)氏をお迎えした。
講演では、高まる政治・地政学不確実性から始まり、米国経済の現状、トランプ政権の100日、ドル基軸通貨体制の崩壊危機シグナル、2025年新通貨体制と進み、講師の知見をデータ分析に基づき見事にかつ丁寧に解説された。
講演の最後は、我々に身近な「米国シカゴコーン(18年サイクル)」や「大豆とトーモロコシ比価(5年サイクル)」等を解説し、「資産のサバイバル・サークル」でまとめた。日頃はあまり触れることがない貴重な経済セミナーとなった。
(講師紹介)
・北海道大学法学部卒、多摩大学大学院にて経営情報 研究科博士課程前期修了(MBA)
・飯野海運(株)等多社にて内部監査等で執行役員、 常勤監査役を歴任。
・社外活動として、経済産業省高度金融人材産業協議 会審議委員等を歴任。