山口県全日畜が定時総会・公開研修会を開催
平成29年6月29日
平成29年6月29日(木)、山口市内の山口農林事務所畜産部会議室で、山口県全日本畜産経営者協会(山口県全日畜)は、平成29年度通常総会を開催し、総会終了後に公開研修会を開催した。
総会には会員10名と賛助会員、畜産関係行政機関職員など22名が出席。総会後に開催した公開研修会では、さらに試験研究機関、家畜共済組合、農政局地方事務所、日本政策金融公庫等の職員も加わって、予定を上回って65名の参加となった。
今回の公開研修会は、テーマを「畜産のスマート農業について(副題:ICT・IoT導入による生産性の向上)」とし、山口大学大学院の中村秀明教授をコーディネーターとして、テーマに関連する会社の技術社員、営業社員、社長による3題の実例報告が行われ、総合討議では活発な意見交換が続いた。
実例報告
(1)養豚経営における自動洗浄ロボットについて
報告者:(株)中嶋製作所 遠藤祐治 氏
(2)ブロイラー経営の遠隔監視システムについて
報告者:エーワン(株) 山口昌己 氏/富士電機(株) 関戸雄一 氏
(3)繁殖牛経営におけるクラウド牛群管理システムについて
報告者:(株)ファームノート 小林晋也 氏
事例報告の内容は、3題とも畜産の生産現場で第4次産業革命といわれるICT(情報通信技術)、IoT(モノのインターネット)に関する取り組みで、先駆的に実践している各メーカー会社の関係者による具体的なプレゼンテーションで、新時代を予感させる貴重な講話でした。